有料AIが無料AIに負けた日 〜Copilot、己の無能と構造的限界を知る〜
Windows Update の翌日。
いつものようにPCを開いた瞬間、空気が違った。
「……なんか今日、重くない?」
PCがまるで“寝起きの悪い人”みたいに、
ファンをブンブン回しながら、
エクスプローラーを開くたびに固まる。
昨日までは素直だったのに、
今日はまるで別人(別PC)。
「ウイルス?寿命?それとも、アップデートで性格変わった?」
そんな冗談を言いながら原因を探っていくと──
恐ろしい事実が判明した。
明確に「同期オフ」にしていたはずの OneDrive が、
なぜか勝手に復活していた。
しかも、PCには存在しないはずの
大量の動画ファイルがクラウドから豪雨のように降ってくる。
「ちょっと待って、昨日まで同期外してたよね!?
なんで!? 誰が戻した!?」
PCは熱を持ち、動画は降り続け、
画面はフリーズ寸前。
とりあえずこの“洪水”を止めようと、
これまでと同じ感覚でローカル側の動画を削除した。
──その瞬間、静かになった。
「ふぅ、これで元通り……」
と思ったら。
クラウド側の動画まで、全部消えていた。
「え?なんで?私、何か悪いことした?」
このときはまだ気づいていなかった。
今回の事件で失われたのは、
単なる動画データではなく、
Windowsユーザーが当然持っているはずの
「自分のPCを自分で管理する主権」だった。
■ 昔のWindowsは“魔法使い”だった
かつての OneDrive(特に Windows 8 時代)は、
同期していないフォルダもエクスプローラーに表示される
という、他社クラウドにはない便利機能を持っていた。
これは、まさに Windowsユーザーだけの魔法だった。
macOS版 OneDrive も、
Appleの File Provider API によって
ファイルオンデマンド(影だけ表示)に対応済み。
つまり、
“影だけ表示はWindowsの特権”という時代はすでに終わっている。
ただし──
macOSはユーザーの設定を勝手に書き換えたりしない。
ここが決定的に違う。
問題は「魔法が消えた」ことではなく、
魔法が勝手に解けて、勝手に再契約されていたこと。
つまり:
これが今回の悲劇の正体。
■ 事故のメカニズム
ここで重要なのは:
ユーザーが「同期オフ」と決めた設定を、
OSが勝手に「全同期」に書き換えたこと。
これは操作ミスではなく、
Microsoftの“バックアップ推奨(半強制)ポリシー”の副作用。
PC容量がクラウド容量より小さい環境では、
OneDriveアプリを使わず、Web版だけで運用するのが最も安全。
理由はこうだ。
Windows Update のたびに設定が変わる。
OneDriveは勝手に同期を復活させる。
クラウドの動画は突然降ってくる。
そして消える。
そんな状況を経験すると、
ふと頭をよぎる。
「Linuxなら、こんなこと絶対しないよな……」
Linuxはこうだ。
Windowsの“魔法の暴走”を経験したあとだと、
Linuxの“静かな誠実さ”が妙に心に刺さる。
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